2010.05.28
芸術性や個性のないブランドには実用性がありません
おひさしぶりです、tshfkymです。
とても良い講演を発見したので紹介したいと思います。題して、「Lessons from fashion’s free culture」by Johanna Blakely。自分は音楽畑の人間なので、ファッション業界の細かい著作権法については本プレゼン内で聞いた事くらいしかわかりませんが、もっと大きな視点で大事な事を考えさせられました。
- Utilitarian(実用的)= Free (コピーライトできない)
- 例:料理のレシピ、車、家具のデザイン、ファッションデザイン
- Property(Art) = 知的財産
- 例:音楽、書物、映画
- コピーライトがつく
Blakelyさんのプレゼンで素晴らしかったグラフ(クリックで拡大):
業界規模を表してるグラフ内の右のちぃーーさな棒3つありますよね?そちらが音楽、書物と映画です。それに対して、桁違いの食べ物、車とファッション業界。実用性を考慮すると必然とかという議論をしたい訳ではありません。
「服」というプラットフォームの性質上、オープンにせざるを得なかったファッション業界は、そのおかげで時代にあった健全な成長をしてきた。(不況の影響は別論点)コピーされても、ブランドを保つためにデザインに思考をこらしてきた。「芸術性」、「個性」をデザインに活かしてブランド力を構築する手法も、オープンの性質の産物。
芸術性や個性のないブランドは、結果的には実用性がありません。当然、実用性のないブランドには成長がありません。
今、音楽業界はここに来てるんではないでしょうか。
実用的な音楽=成長(セールス)と考えてはいたものの、芸実性、個性を見失っていたため、そもそもブランドとして弱く、実用性に欠けていく。ファッション業界に見習うべし、フリーカルチャー。


